愛と不如意

どこまでもモノローグ

230421

『花束みたいな恋をした』をFODでみる。調布の映画館で大洪水の涙を流しながらみたけれど、改めて涙腺がおかしくなる。最後のファミレスシーン、麦くんのセリフが象徴するものと、「始まったばかり」のかつての二人を象徴するカップルの対比が凄まじくて、その残酷さと儚さと美しさに目眩がする。人と共にあるというのとは、いつか「知らないあなた」になるかもしれないという「分からなさ」と、ひと匙の恐れを抱えながら生きるということ。奇跡の積み重ねでしかない。

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という涙活をせざるを得ないほどには疲弊中。やりのこしたことがあり、地元の宿泊を一泊延長した。両親の空中でぶつかり合ってバラバラと壊れて落ちる会話を聞いていると、憎み合って共にいることへのアディクションだとしか思えない。目の前の刺激的な苦痛があれば、空っぽの自分に出会わなくて済む。現実を生きなくて済む。

今日は、デパートでクマ氏へのお土産を見ているときが至福だった。果物屋さんで食べた、マンゴーカレーも美味しかった。ストレス過多でビタミンCが破壊されているのか、珍しくフルーツが食べたい数日間。まあ、兎にも角にもそこそこの力を残して、生きて東京に戻る!それが今の目標です。