愛と不如意

どこまでもモノローグ

230427

昨日の日記のお願いごとが効いたのか、比較的よい気分で目覚めた日。

久しぶりに資格試験の勉強を再開し、午後からのお仕事の予習など。電動自転車で30分ほど移動。勤務時間はあっという間に過ぎる。最後にヘビーな相談が入る。

ヘロヘロで帰宅すると、クマ氏カレーが待っていた。めちゃ美味しい。おかわりする。カレー、おにぎり、コーヒーは、自分で用意したものより人に出して貰った方が100倍美味しい気がする。作り手の気持ちが乗った食べ物は本当に美味しい。命メーターが上がる気がする。カレーのおかげで夜の面談もスイスイできた。

明日も「消えちゃいたい」が眠ってくれていますように。多くは望みません。

230426

東京に戻って、久々のよろしくない精神状態。あちらで受けた言葉がボディブローのように効いてくる。加えて、加害者に送った内容証明郵便には返事はなく、最も害悪な「無視」を決め込む対応に心が殴られる。仕事もスッキリといかないことが続き、あー、消えちゃいたいな〜モード。+太ってる…!(痩せるか死ぬか)モード。

****************

とはいえ、10年前のように薬を飲んで強制終了したり、ザクザク自傷するほど体力も時間もなく。祖母の遺言を持って、司法書士の先生と面談。向かう電車でボロボロ泣く。マスクをしていてよかった。

クマ氏と待ち合わせて、オソロのTシャツを買った。え、何か元気な人みたい。ねぎしでは豚(トン)テーキセットが復活していて、この日初めてのハッピーモード。ヨドバシカメラでiPhone14の新しいケースも入手した。

帰宅後夕寝、からのオンライン面談、からのフィットボクシング。ボクシングのときは、フィジカル的にキツ過ぎて無になれる。すごい効能。明日は今日より1ミリでもよい気分でありますように。

230421

『花束みたいな恋をした』をFODでみる。調布の映画館で大洪水の涙を流しながらみたけれど、改めて涙腺がおかしくなる。最後のファミレスシーン、麦くんのセリフが象徴するものと、「始まったばかり」のかつての二人を象徴するカップルの対比が凄まじくて、その残酷さと儚さと美しさに目眩がする。人と共にあるというのとは、いつか「知らないあなた」になるかもしれないという「分からなさ」と、ひと匙の恐れを抱えながら生きるということ。奇跡の積み重ねでしかない。

****************

という涙活をせざるを得ないほどには疲弊中。やりのこしたことがあり、地元の宿泊を一泊延長した。両親の空中でぶつかり合ってバラバラと壊れて落ちる会話を聞いていると、憎み合って共にいることへのアディクションだとしか思えない。目の前の刺激的な苦痛があれば、空っぽの自分に出会わなくて済む。現実を生きなくて済む。

今日は、デパートでクマ氏へのお土産を見ているときが至福だった。果物屋さんで食べた、マンゴーカレーも美味しかった。ストレス過多でビタミンCが破壊されているのか、珍しくフルーツが食べたい数日間。まあ、兎にも角にもそこそこの力を残して、生きて東京に戻る!それが今の目標です。

230420

あゝ、荒野』完全版をみる。エンディングで流れるスナップが美し過ぎてウッとなる。ジェンダー的には(女性表象など)、ウーンと思うところもあるけど、根源的な「生」を描いていると思う。

***************

地元に着いてから、諸々の仕事を片付けて愛犬と遊ぶ。『あゝ、荒野』の二人のように、生きる!生きる!生きる!という瑞々しい身体性が爆発している。おばかさんだけどかわいい。しばし一緒にお昼寝をする。

夕食後は、ずっと『恋ノチカラ』をみる。キラキラの爆発。しみじみ、没入できる「物語」がないと地元には居られないんだな、と思った。

230419

加藤ミリヤの新譜アルバムを聴きながら電車に揺られる。高校時代、Cocco鬼束ちひろ椎名林檎の3コンボを愛して日々崇めていた私にとって、加藤ミリヤは大分ジャンル違い。だったのだけど。大人になってからの思わぬ出会い直し。心の中で、大人に中指を突き立てる気持ちはあのときの私も一緒で、何なら大人になった今も、そんな感じで生きている。歌詞の率直さが気持ち良い。  

***************

朝ごはんは、クマ氏にセブンイレブンで買ってきてもらった。ミルクフランスを無性に食べたくなるときがあって、大抵「やりたくね〜」という用事が控えているとき。糖分と齧り心地がコーピングになっているのかな。

地元に着いたら、祖母の相続にまつわるアレコレを手配して、愛犬の様子を伺う予定。会いたい!の対象が愛犬しかいない悲しさよ。リュックには、しっかり八巻香織さんの「境界線」に関する講演集を持った。身体的、情緒的、知的境界線が全てぶっ壊れている血縁家族に会うので、お守りは必須。帰路の電車では、いつも「東京」プレイリストを聴く。今回は加藤ミリヤ縛りプレイリストになりそう。

 

 

230418

明日からの帰省を考えて、重ダル〜な午後。今となってみれば、同じ家で連日顔を合わせていたのが不思議でしかない。血縁という偶然性の集団の中で、運良く気が合う人もいるし、サイテーの相性の場合もある。私の家族には、境界線をめちゃめちゃに壊してくる大人しかいなかった。介入して奪い合い、搾取することが許される関係を「絆」なんてフワッとした言葉でまとめようとする。その「絆」とやらを断ち切るために、どれだけの労力が必要だったか。彼らは知る由もない。

****************

昨夜はクマ氏と生活について話し合いをするなど。眠る前に、クマ氏が「明日はきっと良い日になる♪(以下リピート)」と歌っていた。単純明快。

朝ごはんはたぬきむすび(ツナ入り)。いつもは揚げ玉、麺つゆ、紅生姜のレシピだけど、今日は揚げ玉、麺つゆ、ツナで。オイルのコクが美味しかった。

明日の帰省は、祖母の遺言の手続きのため。色々と書類を揃えたり、細かい点のチェックなど。検認の手続き、自筆証書遺言に関しては保管法ができたので、今後は減っていくことでしょう。実務家として経験できる最初で最後の手続きかもしれない。

久しぶりに不動産登記法の記述式問題を解く。名変に始まり名変に終わるという格言、これはマジ。実務でも、結構登記上の住所変更をしていない人が多い。国民性に言及するのは好きではないけれど、登記制度って、しみじみ日本人的几帳面さが作り上げた制度だなと。戸籍制度もしかり。そのキツキツ感、形式を重んじる感が、人間関係にも表れている気がする。